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現役EC事業者が教える仕入代行業者の選び方

本記事をご覧いただきありがとうございます。ゼロイチECのたすくです。

本記事では、「仕入代行業者」の選び方についてお話していきます。
「どこの仕入れ業者を使えばいいのだろう?」「何がポイントになるのかよくわからない」
という方の業者選定の一助になれば幸いです。
「代行業者の選び方」のような記事や動画はネット上によくあるのですが、多くの記事が
「手数料はどう?」「検品してくれますか?」等々同じような内容です
けど、当然この要素だけでは絞り切るのが難しいと思います。そこで今回は他の要素でも重要なことはないかなと思い、本記事を書いていきます。
ECをスタートしてから4年経ち、月商もそこそこ、コンサル先も増えてきた現在なら違和感なく理解はできますが、右も左も分からないスタート時点では色々な記事を見ても「結局よくわからん」でした。
そこで今回は、「EC初心者」の方へ向けて、仕入代行業者の選び方を書いていきます。
 

まずは、「窓口スタッフ」が日本人であること、が初心者の方には大きな安心になるかと思います。より正確な言い方をするのであれば、

「窓口スタッフが日本人である」もしくは、「長年、仕入代行業をやっている企業である」です。

理由はいくつかあるのですが、大きく言うと「商慣習・文化的な問題」のためです。仕入代行業を使った際に数十名の中国の方とお仕事をしましたが、概ね言えることは、「結構適当(よく言えば大らか)」です(もちろん、細かな方もいらっしゃいました)。

よく仕入代行業の選定基準で「日本クオリティの商品を納品してくれるか・その水準の検品サービスがあるか」が語られますが、まさしくその通りで、何も主張せずに日本の企業と同等の品質・納品スピードを提供してくれることは、無いです(私もそれで痛い目に遭ってます。)

実体験ですが、仕入が初めての時には

「これを見積書と読んでいいのか?」(最早手書きのメモ)

「今、進捗どうなってるの?」(レスポンスの遅さ)

「商品仕様が無予告で変えられてる」(え、事前告知もなしなの?)等々…。

ここまで違うか!と驚きの連続だったことを覚えています。

仕事の丁寧さという点では、商慣習や文化的な差異がどうしてもあるので、これからEC事業をスタートする方には、「窓口が日本人スタッフ」の代行業者を推奨します

ここ、実はとても大事です。

様々な仕入代行業者が存在しますが、基本的には代行手数料というのがかかります(もちろん0円のところもあります)。

代行手数料は「発注した商品代金のX%」でかかってきます。

当然のことながら、仕入代行業者からすれば

「発注金額が多ければ多いほど、実入が大きい」ということになります。であれば、

「お客様のために頑張ってメーカーに値下げ交渉をして、発注金額を下げれば下げるほど、代行業者の実入は少なくなる」ということになります。

ですので、多少の値引きは行われるでしょうが、商品原価を出来うる限り下げよう、というインセンティブ設計(導線設計)は基本的に存在しません。

じゃあ「手数料が0円のところは?」という話になってくるわけですが、手数料0円の業者については「下がっても下がらなくてもどっちでもよい(実入りに影響しない)」です。

もちろん、再度利用してもらえるか、定額会員の継続利用を考えると顧客満足度は必須です。そのために値引き交渉をしてもらえるところもありますが、「それなり」といったところです。

利益率を確保していくためにも、原価率は非常に重要です。私が初めて使った事業者は「値下げに対する成功報酬」を設定していました。「値下げ成功した額の20%(確か)は報酬としてくださいね」でした。すると、実際結構単価が下がり、「あ、なるほどな」と強く思ったのを覚えています。

ここはマストではないと思いますが、初めての方にとっては重要なことかと思い、記載していきます。

初めての方にとってはまず、自分が仕入れたいと思っている商品が売れそうか、売れなさそうかの判断がとても難しいと思います。

「色々な動画や記事を見て勉強しているけど、本当にこれで大丈夫なのかな」とお思いの方は多くいらっしゃるかと思います(私自身も実際にそうでした)。

仕入代行業者自身がEC事業を経験していないと、「日本市場でのクオリティコントロールの重要さ」「原価に対する意識」等々が感覚としてどうしても希薄になってしまうかと思います。

また、「これは売れないだろうなぁ」と思っているものでも「お客様が望んでいるものを仕入れる」という視点では、その辺りのアドバイスもする理由がありません。

EC事業を経験している、もしくは現役の事業者であれば

「仕入れはあくまでも手段で、目的はお客様にお客様に儲けていただくこと」と、思っていることかと思いますので(少なくとも私はそうです)、その辺りについての相談や助言もできるかなと思っています。

以上、少し長くなりましたが、仕入れ代行業者を選ぶ3つの視点でした。

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